Q:メール送信時にPOP3用のパスワードが違うと言われますが?
A:POP Usernameに不必要なデータが設定されていないでしょうか?
例えばメールアドレスが、「newton@abc.co.jp」であった場合、POP Usernameに設定するデータは「newton」のみです。パスワード設定が間違っていないにも関わらずPOP3のパスワードが違うというエラーが発生するユーザは確認してみてください。
Q:MP2xxxやeMateの設定画面などで文字化けするのですが?
A:i-mailのバージョンアップ版やサポートファイル等に添付されるREADMEファイル(またはそれに準ずるもの)にも書かれておりますとおり、MP2xxxやeMateでi-mailを使用される場合は、必ず英語版のパッケージをご使用願います。
英語版のパッケージをインストールされても日本語によるメールの送受信には全く影響ありませんのでご安心ください。
なお、MP2xxxやeMateでユーザ登録用のパッケージを利用することはできません。MP2xxxやeMateで使用される方は、ファックスあるいは通常のメールにて登録をお願いいたします。
Q:Mail Stationeryでテキスト入力できないのですが?
A:大変申し訳ございません。弊社のミスです。製品版のi-mailに含まれるMail Stationeryで12月21日以降にテキスト入力ができなくなるという不具合が発生いたしました。現在、修正版が弊社ホームページおよびニフティーサーブ内のNewton Users Forumに登録されております。ご面倒とは思いますが、ダウンロードの上、お手持ちのMail Stationeryと入れ替えてご使用願います。
皆様にご不便をおかけしたこと、深くお詫び申し上げます。
Q:"日本語コード変換"と"JISコード変換Fat"との使い分けがよくわかりません。
A:インストールの方法には次の3パターンが考えられます。
(1)両方インストールする場合
・「コード変換」の設定はデフォルトのままにします。
・"7bit JIS"の優先順位を変更します。
◆7bit JIS(String)
ISO-2022-JP Fat(String) ←このモジュールを先頭に
ISO-2022-JP in JPack(String)
[Point]もっともベストな方法ですが、サイズが大きくなるのが欠点です。
(2) "日本語コード変換"のみインストールする場合
・「コード変換」の設定はデフォルトのままにします。
[Point]7bit JIS のコード変換速度が遅くなります
(3)"JISコード変換Fat"のみインストールする場合
・「コード変換」の設定は以下のようにします。
Text: 7bit JIS (String)
Detect: 7bit JIS (String) ←ここを変更
Header: Base64
Binary: Base64
[Point]サイズが小さいのでカードモデムを利用する場合に有利です。
ただし、Shift JIS、日本語EUCなどのコード変換が行えなくなります。
(Internetのルールでは使わないのが正しいのですが、実際にはそういうメールを受信することがあります)
Q:Subject:やFrom:に日本語が入っていると読めないことがあります。
読めないところには「=?shift-jis?B?.....?=」という呪文のような文字が入っています。
A:送信側のメールソフトがInternetにおいてにオーサライズされていない不当な方法でコード変換を行っているための現象です。これはInternetのルールに違反したコード変換ですので、送信側のメールソフトの設定変更を依頼してください。
Internetでは日本語はISO-2022-JPでMIME準拠のコード変換を行うことが正しい方法です。ISO-2022-JPは単にJISまたは7bit JISと表記される場合があります。
Q:大量のメールがサーバに保存されていると、受信時にエラーが発生しやすいのですが?
A:Heapメモリの残量による原因が考えられます。Heapメモリは、サーバに保存されているメールの量によってかなり消費することがわかりました。これは、作業用にメールのリストを作成しているためです。435件ぐらいで 40K ぐらい消費しています。理論的には件数に比例するはずなので43件ぐらいであれば4Kしか消費しない計算になります。ただし、ユーザごとの使用環境により計算通りにいかないことは予めご了承ください。サーバにメールを残しておく場合の推奨値は、一応奨MP130の場合50通以下といったところでしょうか。Mailing Listに参加され1日100通以上メールのメールがある方にはきつい状況かもしれません。サーバにあまりメールを残さないよう工夫する必要があります。
Q:i-mailはHeapを大量に消費するというのは本当ですか?
A:いくつか誤解があるようですがi-mail自体はほとんどHeapを消費していません。
ただし、i-mailはNewton Internet Enabler (NIE)を使用しているため、どうしてもNIEの動作に必要なHeapを消費してしまいます。そのため実際に消費されるHeapはNIE + i-mailになります。NIEはNewtonのInternet 接続のためにどうしても必要なものであり、この部分を節約することはできません(Apple社がNIEを少ないHeapでも動作するよう改定してくれれば別ですが)。
しかし、実は知らず知らずにNIE + i-mailよりも多くのHeapを消費している部分があります。それはIn Box / Out Boxです。Newtonの正式なユーザインタフェースではこのIn Box / Out Boxから受信・送信操作をしますが、i-mail Button を使用すればIn Box / Out Boxを使わずに受信・送信を行うことができます。Heapが残り少ない場合には是非i-mail Buttonからの受信・送信を行うことをお薦めします。
Q:メール受信時にエラーが発生するのですが?
A:次の現象が考えられます。チェックしてみて下さい。
1) モデム設定は正しく行われていますか?
2) ヒープメモリが少なくなっていませんか?
3) ユーザメモリ(内蔵RAM)の容量が少なくなっていませんか?
4) Owner InfoでInternetのアカウントが登録されていないのでは?
現在公開中のpr3では、Owner InfoでInternetのアカウントが登録されていないのと受信でエラーが発生します。
Q:i-mailで送信したメールをパソコンで受け取ると文字化けします。どうしてでしょう?
A:コード変換の設定が
Text: 7bit JIS(String) ←注目
Detect: Japanese Detect(String)
Header: Base64 ←注目
Binary: Base64
となっているか確認して下さい。
これ以外の設定では文字化けする場合があります。通常は上記の設定(デフォルト)でお使い下さい。
Q:それでは何故わざわざ設定があるのですか?設定を変更できる必要があるのでしょうか?
A:2つの場合が考えられます。
1) 社内LAN等でShiftJISまたは日本語EUCでメールを送信したい場合。この場合は次のように設定して下さい。
Text: ShiftJIS(String) or EUC-JP(String)
Header: None
※通常のInternet Mailではルール違反です。絶対に使用しないで下さい
2) 中国語のメールを送受信したい場合
ただし、中国語の変換モジュール(NTEncoding 1.1準拠)とフォントが必要になります。
※海外で中国語フォントとNTEncoding 1.0準拠の変換モジュールが存在するそうですが、実物はまだ確認できておりません。
Q:添付データのコード変換はなぜ Base64 なのですか?
A:Base64がMIME標準の正しい変換方法だからです。
また、ヘッダ部で日本語を使用した場合にも利用されますのでBase64を採用するほうが効率的だったためです。
※UNIXでポピュラーなuuencode/uudecoceは次の2つの理由で意図的にMIME標準からはずされているそうです。
(1) 特定のゲートウェイを通過できないことがある
(2) 多くの方言が存在し、標準的な規格がない
Q:Base64以外のコード変換はどうしても使えないのですか?
A:NTEncoding 1.1 (C) GNUEを採用していますので、もしNTEncoding 1.1準拠の変換モジュール(uuencode, BinHex)が作成されれば対応することができます。
もし、自力で uuencode または BinHex の変換モジュールを作成してみたいという方は、
http://www.cyborg.or.jp/~gnue/NTEncoding.html
を参照してみてください。
Q:手書きの絵はメールできないのですか?
A:パソコンではできませんが、i-mail同士ではできます。
送信スリップが表示されているときに「テキストのみ(Text Only)」のチェックを外して送信して下さい。
また、Notes以外のメールに対応しているアプリケーションからもデータを送信することもできます。
例:Namesのデータを送信して受信相手のNewtonでNamesに保存(Put Away)することができます。
Q:スケジュール機能(予定)で受信と同時に送信はできないのですか?
A:できます。まず、受信スリップを表示した状態で"送信も行う"をチェックして、そのまま接続せずにクローズします。
スケジュールが実行されるときにこの設定が有効になりますので、受信と送信を同時に行うことができます。
Q:NIE とパスワードの共有はできないのですか?
A:できます。POP Serverのパスワードを省略するとNIEのパスワードが使用されます。
Q:直接、受信箱を開けないのですか?
A:できます。i-mail Buttonをプレス状態(ピッというまで押し続ける)にするとメニューが表示されます。そのメニューからIn Boxを選択すると受信箱を開くことができます。
Q:複数のメールサーバにアクセスすることはできないのでしょうか?
A:できます。所有者情報およびNewton Internet Enablerで接続先を必要数設定しておくことで可能になります。接続する段階で、任意のメールサーバを選択してください。
Q:SyncTime Internet を使用するとエラーが発生します。
A:ご利用のプロバイダ(またはサーバ)がTime Serverの機能をサポートしていないことが考えられます。
ご利用のプロバイダ(またはサーバの管理者)にご相談下さい。
※UNIX系以外のサーバ(例えばMacintoshやWindowsNT)ではサポートされていないことが考えられます。
Q:専用のステーショナリ以外にノート等を利用してメールすることはできないのですか?
A:できます。ノートをはじめとするアウトラインなどのステーショナリやDatesなどもメールすることができます。もちろん、スケッチとして入力されたデータもそのまま送ることができます。なお、Text以外のデータをメールするときには、メール送信スリップの「Text Only」のチェックを外してください。